2012年4月26日木曜日

「現代サッカーには楽しさが欠けている」

「現代サッカーには楽しさが欠けている」

2000年2月にあるインタビューで、あのヨハン・クライフが言っていました。

本当に現代サッカーには楽しさが欠けているのでしょうか?



そのインタビュー内でその理由についていくつか発言しています。

「クラブをリードすべき能力を持ち合わせていない会長やマネージャーがなんと多いことか!」

「諸悪の根源は金だ。」

「金がサッカーを動かしているのはサッカーの発展という意味では危険この上ないことだ。」

「ストリートサッカーも『危険だから』ということで許されない。」

「ライセンスがないと指導ができない。」

「今の子どもたちは走って、戦って精神的に追い込まれて…。馬鹿げてる!」

「『勝たなくてはいけない』というプレッシャー抜きにプレーさせるべきだ。」



(↑「サッカーについて僕たちが本気で語った本」より抜粋)



俺もクライフと同じ理由ではありませんが、今のサッカーは楽しくないと思います。

中学、高校はとにかく走りっぱなし。勝つことが絶対条件でかなり追い込まれた。

中学のころは最悪だった。

ディフェンスが俺の持ち味で、GKを希望していたのにFWを無理矢理やらされた。



何よりも見ていて面白くない。2000年以前のサッカーの方が見ていて面白かった。

俺がサッカーを見なくなったのは2002年日韓W杯終了後。

どのスポーツでもそうだけど、選手がタレント化している。

バルセロナやR・マドリードなどスター選手揃いのチームしか注目しない、

「メッシ!メッシ!」「Cロナウド~!」などと騒ぎすぎ!

他にもいい選手やチームたくさんあるのに。要するにサッカーを見る目がない。



やや長文になりましたが、皆さんはどうお考えですか?







非常に難しい問題です。



勝利至上主義:アマチュア、特に子供たちには絶対価値(技術・気持・自信など)を与えるものであってほしいですね。相対価値(勝利)を求める風潮はよくないとは思います。小学校高学年以上になると、ある程度走り勝つことを含めて上を経験できますし、良い(かどうかわかりませんが)指導者、自分の望む・むいている世界(やめることも含めて)に進むこともありますので、一概に言うのは難しいです。

タレント化:これはいつの時代(プラティニとか)にもありました。日本では他の競技のほうがひどいですよ、ていうかエグイ気がします(その選手にとっても)。



現代サッカーについて:確かに運動量はあがりました。それで怪我した選手といえば、私は06以後攻め上がることを覚えたガットゥーゾが思い当たります。選手の限界以上の運動量は危険と隣合わせだと思いますし、そうでないと勝てない時代なのかもしれません。

これはオフサイドルールを緩くし、勝ち点の変更をしたことが大きいとおもいます。

これはトータルフットボールによる守備戦術(ゾーンプレス)を弱らすためですね。

こういったディフェンス・オフェンス戦術、果てはローテーション制まで導入されていますが、他の競技(バスケ・ハンドボールなど)ですでに導入されていることですし、残念ながらサッカーだけ例外にはならないとも思います。

ただサッカーのフィールドが広大なこと・足でプレーするためズレが大きいことによりフィールドを狭くする「オフサイド」なくして成立できないため、「オフサイド」の解釈を細かく変えることで生きながらえられてきたわけですが、、、。それでもローマのゼロトップ、マンUのロナウド・テベス・ルーニーの連携カウンターなどチームの主軸戦術が1~2年ほどで終わっています。チーム戦術自体のサイクルが格段に速くなっているわけです。ですのでこのまま進むと、3シーズン前のベニテスのリバプールのように戦術の幅が大きいチーム、チームの型が分かりづらいチームが勝つでしょう。

3シーズン前のリバプール、、、戦術好きからは受けましたが、選手・一般受けはしませんでした。

そして、これらによってチーム戦術自体を変えるための選手獲得がより活発かつ高額になる流れは変わらないと思います。超人選手の登場によるストッパーがあっても、この流れはどうしようもない気がします。強力な個人技プレイヤーをサイドに置く伝統のあるバルサから、ロナウジーニョが放出され、メッシがドリブルを減らしたように。



金:1番危惧されているのは金の影響ですよね。選手のアイドル化による世界規模の副収入の増加・外国(企業)人オーナーの誕生。これらは近年のアジア・中東・ロシア・アメリカマネーの流入が大きいです。

ですが、これらの金はロシア・中東のオイルマネー・ブッシュによる中国のアメリカ向けミール(衣服・家具・おもちゃ製品などの)工場建設・投資の普及などのバブルマネーをウォール街の金融バブルでさらに膨らましたものが元です。これがハジケタために、(中国・中東の新興ファンもですが)特にオーナー自身の資金が非常に不安定になっています。

そして彼ら自身がサッカークラブの経営を知らないこと(シーズンの最終成績による収入をあてにする見込み収入は約束されていない・成績により選手の価値は低下する・より先を見たクラブ方針、監督選択と監督の重要性の認識が必要・ギャラクティコで黒字化できるクラブはレアル・マドリードしか存在しないことなど)。

これらから彼らが進む道は、成績の低迷=見込み収益減→選手のモチベーション・価値の低下=売れない・移籍金による収入減→赤字→クラブの不良債権化→クラブの買い手すら見つからず、となる可能性が極めて高いように思います。

ロシアのヴァグネル・ラヴは移籍金が上がらず(買い手がつかず)ブラジルへレンタルされましたし(WCで商品価値が上がると踏んでいると思う、、、本田も?)。

こうなると銀行からの出資も厳しくなるでしょう。世界的に危ない空気が蔓延すると潮が引くように銀行が逃げ、連鎖反応による他クラブを巻き添えにする可能性が高く、未曾有のクラブ危機に陥るかもしれません。



戦術に関してはまだ固まるようではないですし、変化もあるかもしれません。選手に関してはまた誰かがドリブラーを復活させてくれるかもしれません。環境は、、、あまり良くなるとはいかないでしょうね。プレイヤーにとってもファンにとっても。

私としては、まだ当分は楽しめるという自分と、個人的な、非常に悪い未来予想図がどこまで当たるか(当たらないでほしいことのほうが多いし、当たるとNBAの人気低下以上のことになるわけですが)を、(ホラーを見るような)興味をもちながら見ている自分がいることを否定できません。



大変長い文章ですいません。








なんとなく言いたいことはわからないでもないが・・・。

前の方の回答を読んでもう一度質問しなおしてみては?







サッカーが楽しくないのとあなたの部活での苦労を一緒にされても困ります。それはあなたの部活が楽しくなかったのであって、クライフの発言と状況が似ているからといって現代サッカー全般にまで話を広げるのは飛躍しすぎです。



また、ミーハーファンのサッカーを見る目が無い=サッカーがおもしろくない これも理論的にはまったく成立しません。サッカーそのものがつまらなくなったという議論とは本質的にはなんの関係ありません。



あなたは自分が勝手にサッカーを嫌いになっただけなんじゃないですか?あなたが個人的に嫌いになったのをクライフにこじつけて現代サッカーのせいにしているようにしか思えません。



他の方が言っている通り、現代サッカーはおもしろくなってきましたと思います。守備第一のセリエAはやや落ち目で、攻撃的なバルサ・スペイン代表が絶好調です。ロングボールばかりだったプレミアも変わってきました。



そもそも最近サッカーを見ていないと宣言しておきながら現代サッカーを批判できる精神がよくわかりません。







僕てきには、

個人プレイのテクニックを見るほうが好きです。

あの吸い込まれるような足さばき・・・

見とれてしまいます。

片寄った人に注目があつまるのは

今のサッカーの常識がいけないのではないでしょうか?

サッカーでは監督が言うことは決まっています

「チームプレイだぞ」

確かにチームでのサッカーですが

一人ひとりがサッカーに

個性をだしたほうが見ているほうは

楽しいのではないでしょうか。

だから

個人プレイの少ないいま

かたよった人に注目があつまるのでは?







そう見る人もいますね。ですが、クライフが言っていることがすべてではないですね。一部の噂ではクライフは頭がいかれているとか言われてますし。



あと、あなたが楽しくないってのは全く違いますね。ただ、走るのが嫌いで、サッカーやっているなら必ず経験するコンバートに文句言ってるだけですね。持ち味ディフェンスなのに、希望はGKなんですね。普通はDFですが。



でもクライフが言っていることもあります。今はサッカーマネーに取り巻かれています。特にプレミアなんか放映料が半端ない。それが悪いとも言えないが。



あと、昔より勝利を求めるようになった。それもいいか悪いかは言えない。



ただ、クライフの時代は、本人にとっては楽しかったでしょうね。DFがしょぼくて。

今の論題で「マラドーナが5人抜きしたが、今のDFならそれができたか」です。DFのレベルは今より格段に上がりましたし、1990年代と今では絶対今の方が強い。



つまり、近代サッカーは進化したといえます。昔とは違い、高度な戦術が求められ、昔のように単純にドリブルで中央突破なんか難しくなり、今のゴールの大半はサイドから。



どんどん変わってるんですよ。



それに、タレントの何が悪い。野球だって巨人のようにタレントぞろいがいる。何が悪いの?

その選手は、うまくなりたくてうまくなって、クラブに貢献したいっていう相思相愛の関係ですから。



サッカー見る目がないのはあなたですね。今も昔も熱烈なサッカーファンがいるってことは今も面白いってことですから。







>俺がサッカーを見なくなったのは2002年日韓W杯終了後。



見ていない奴に今のサッカーの何がわかるんだ?そのクライフのITVからもう10年が経とうとしているじゃないか。その間に何が変わっていったのかわかっていないお前は実に不幸だ。

今、現在史上最高のチームが誕生したじゃないか。先日、世界一になったFCバルセロナの過去に例の無いスペクタクルなサッカーを知らずして利いた風な事をぬかすな。そんな奴にサッカーを語る資格は無い。

今のバルサは自分が監督をしていた時のチームを越えたとクライフ自身も認めているのをどう説明するんだ?



サッカーを見る目など無いのはお前の方だ。そもそもクライフが非判しているのはその2000年以前の特に90年代のサッカーのスタイルだというのにお前はそっちの方が好きだったとはどういう事だ?そんなお前がクライフの言葉を引用するのはおかしくないのか。

クライフがその時代のサッカーを批判するのは当然だろう。何しろイタリア人のサッカーが主流になっていたんだからな。リスクを冒さずに最少ゴールで勝つ戦い方がはびこったんだ。

90年、94年、98年のW杯もそんなチームが優勝した。ヨーロッパのカップ戦もイタリアのクラブがたくさんタイトルを取った。



だが21世紀になってからなぜそれが逆転してスペイン、イングランドのスタイルが王道になっていったのかわからんのか?攻撃サッカーの戦術が進歩したからだ。ウイングを置いて高い位置からプレスをかけるサッカーが主流になったからだ。狭いスペースでもボールを失わない技術が当たり前になったからだ。そうでなければバルサのスタイルで前人未到の6冠なんて偉業が達成できるのか?



グァルディオラのバルサだけじゃない。ベンゲルのアーセナル、ファーガソンのマンU、ベニテスのリバプールもお前がサッカーを見なくなって以降も常に進歩的なチームを作ってきた。

大体スター選手に騒ぎすぎなのが気に入らないだとか妙な事に目くじらをたてて時代の流れや本質をまるで把握していないなど愚の骨頂だろうが。



お前の学生時代のクラブ活動に不満なのはわかるが、とにかくサッカー界は一時の混迷を抜けだしたんだよ。今のバルセロナがそれを証明しているだろう。それに気が付いていないお前は実に不幸だ。







ヨハンの話は所詮、古き良き時代への郷愁にすぎません 近所に居るお年寄りと大差ありません ハイハイと応えていれば大した害はありません



今のサッカーが面白くないとのご意見も、ご自身がフイジカルとスピードが求められる現代サッカーの進化や変化に対応できていないだけです



選手のタレント化やスター選手を騒ぎすぎとのご指摘に関しても、ご自身が同じ目線、価値観で周りと同化している為に他なりません



貴方がどの様にこの世界と向き合っているかどうかが問題の本質です



所詮その程度のメッキは剥がれるものなのです







私も同感です。

モダンサッカーはどこへ行くのかと危惧しています。



まず選手を走らせすぎですよね。陸上じゃないんですから。

テクニックよりフィジカルを重視してどうするのでしょうか。

そんなところはドイツとスウェーデンだけで充分ですよ。

(個人的にあれはあれでいいと思っていますから)



巧い選手より走るだけの選手を選ぶなんて理解不能です。

(まあポジションによりけりでしょうから、ひとえには言えませんけど)

というか、サッカーが下手なサッカー選手って詐欺じゃないですか?

これが平気な顔をして現代サッカー界で幅を利かせているという……。

そりゃあつまらないですよ、実際。



試合も、もっとペースダウンさせないと選手が潰れてしまいます。

バックパスが不可になったころからですかね。

私が見始めたころと比べても格段にペースアップしてますよ。

あの露骨なバックパス作戦にもイラつきましたが、

これはこれで問題ありだと思うんですよね、絶対。



それに無駄な試合が多いですよ。日程が過密している。

各クラブが夏に行っている無意味に近いアジア遠征、

何の効果があるのか不明なFIFAコンフェデ杯、

無理やり盛り上がっているクラブW杯と、そんなに不要です。

選手のパフォーマンスの低下に繋がっています。



それとマスコミですね。これはもうどのスポーツも一緒です。

運動屋を外タレのように扱って、何を考えているのでしょうか。

特に日本は報道の仕方を間違えてますよ。



メッシやC・ロナウドを取り上げたい気持ちはわかります。

でも、的外れな取り上げた方が多いですよね。

「その試合、別にメッシは何の活躍もしてないじゃん」

とかいう試合を平気で流す。

得点者は別にいて、メッシは何もやっていない。

それなのに「さすがの存在感ですねぇ」とか、バカかと。

呆れて物も言えません。テレビは民放すべて終わってます。

通なサッカーファンはスカパーとかを見ろってことなんでしょうか。



これは野球にも言えるんですけど、

例えば今日のイチローの成績を誇らしげにアナウンスして、

「なお、試合のほうはマリナーズが2-5で敗れました」とか、

最後に付け足すの、やめてもらえないでしょうか。



そりゃあイチローの成績は気になりますけど、

いくらなんでもそれはないと思いませんか?

イチローが引退したらどうするつもりなのでしょうか。



国威発揚の道具としてスポーツを扱うのは、まあ仕方ないですけど、

いくらなんでも品がなさ過ぎますよね。

はっきり言って恥ずかしいし、時代遅れだと思います。







ボクは今高校生ですが、自分のやりたい楽しいサッカーが出来ないという理由でサッカー部を辞めました。



海外のクラブでは、レアルやマンチェスターCがクラブを金で動かしている代表例ですけど、そんなチームにどんどん行ってしまう選手の気がしれません。



カカも、Cロナも、ベンゼマも、ロビーニョも、テベスも・・・自分を育ててくれたクラブチームになんでそんなに愛着がないの?っていつも不思議です。



しかも、そういう選手がいったチームはどんどん強くなるし・・・。



海外サッカーにももうちょっと、魅せるサッカーをやって欲しいなと思います。







少なくとも全員が全員、欧州サッカーのみを注目しているわけではありません。

ただ、先日行われたクラブワールドカップでも圧倒的多数がバルセロナの圧勝etc...と言っていたことは確かです。



もちろん強いのは認めますが、南米と共に実力は拮抗しています。

欧州・南米だけでなく、豪州や北中米サッカーに目を向けるのも面白いので、もっと見てもらいたいとも思います。



しかし、見る目がないのではなく、目にすることがない事が大きな理由かもしれませんね。

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